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スピリチュアルとか、絵とか、音楽とか、ゲームとかの話。基本的に作る人視点。マニア向け。

フランシス・ベーコンという画家

私はベーコンがとても好きです。

初めてみたとき、「やばい」と感じました。

「素敵ね~」なんて一言で流されるような絵じゃない、本能に訴えてくる絵です。

 

人間の根源的な恐怖を描いているとか、そんな感じの評論がよくみられますが、私がとりわけ愛するのは彼の人生観です。

 

ゲイが犯罪だった時代に、堂々とゲイとしての人生を謳歌する。

実際は、色々思うところがあったのでしょうが、少なくとも、そんな茨の道を堂々と進むことを選んだ彼の生き方がすごいなと思うのです。

 

他の人から批判されたり、法的につかまったりして当然のことをしていると、彼は知っていたはずです。

それは、自分が正しいと信じているからできることです。

彼は、愛情とかそういうのを信じていなかった……という話ですが、人一倍飢えていたようにも思えます。

彼の目はとてもチャーミングで、可愛らしいなと思います。

皮肉屋ですが、バーのママにレディ扱いを受けるのもなんとなくわかる、尖った魅力を感じます。

 

私はこういった系統の創作物が好きなので、「自分の感性は正しくないのではないか」とよく考えていました。

今は、「この世界に起こるすべてが正しい」と思うようになりましたが、昔はもっと世間の善悪に振り回されていたので、自分が悪いことをしているような気持ちになりました。

でも、正しいとか正しくないという枠を超えて、自分の描きたいものを描いて、自分の生きたい人生を生きたベーコンにとても勇気を貰ったのです。

 

彼の恋人はよく変な死に方をしていますが、恋愛系の呪いではないかと思います。

っていうか、ベーコン自身も、恋人の魂が欲しかったんじゃないかというのが私の解釈です。

もし私がベーコンだったらそう考えると思います。

真実の愛を信じられなくなると、自分のために死んで欲しくなるものです。

 

ジョージ・ダイアは辛かったとは思いますが、ベーコンは潜在意識で嬉しかったんじゃないかなと思います。

彼の肖像画からは、屈折した優しい愛情が伝わって来ます。

 

 

ところで、ベーコンの話をすると、時々哲学者の人と間違われるのですが、哲学者の人とはまた違うので気をつけてくださいね。

 

 

おわり。