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スピリチュアルとか、絵とか、音楽とか、ゲームとかの話。基本的に作る人視点。マニア向け。

「undertale」ネタバレ有り、ゲームデザインの考察 その1

マザーや東方など、日本のゲームに影響を受けたという作者、トビー・フォックス氏(という白い犬)による個人開発ゲーム「undertale」

言うまでも無いので紹介はしません。

 

で、このレビューにはネタバレがいっぱいなので、まだやってない人はやってきてください。

しかも、やってないと面白くない系のネタバレです。

 

他の人のネタバレレビューはとにかく、このレビューを見てしまうと楽しめなくなると思います。

 

ニトリも裸足で逃げ出すレベルでお値段以上のゲームだから!! はやくポチするんだ。どうしても無理なら、自らの神にどうしてもundertaleがやりたいと祈れ。

作者が実況プレイをあんまり好んでないから、できるかぎり始めは自分でプレイしてほしい。

 

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まず思うのは、

「よくこんなの1人+αで作ったなあ」

ってこと。

キャラなんて、5人作るだけでも大変なのに……。(へたれ)

 

個人的には、表現や仕掛けが気になるので、そっちを掘り下げていきます。

 

★序盤、例の流れ

「誰も死ななくていいRPG?ほのぼの系かな~軽い感じだろ」

「やっぱりほのぼの系だ!お花が喋るなんて可愛いな~」

「え?」

「誰も死ななくていいRPGなのに、殺るか殺られるかって何やねん!騙された!」

 

まず、ここまで。

この時点で、このゲームの一部を見るよね。

この構造がすごい。してやられた感。キャッチコピーから騙していくのかと。

(最終的には騙してないけど)

 

ここまでしか見てないと、キャラのデザインが拙くに見えるのもポイント。

主人公と花しか見ていない状態だと、「このゲームはかなり子供向けの世界観なのかな?」という風に想像する。

今、サントラで花専用BGMを見たら、「Your Best Friend」ってタイトルなのを知った。うん。

 

ハイクオリティな商業ゲームばっかやってる人はピンとこないかもしれないけど、個人製作+新システムでこの洗練されっぷりはかなりハイレベルなんだよ!!

ほんのちょっとの会話でクソ花の人格がわかるという。 

 

そんで続く。

 

「うわ、助けてくれたけど、また怖い怪物っぽいの出てきた。良い人そうだけど、また騙されるかも?」

(この辺のRUINSのBGMが、不穏とも平穏ともいえない感じで、絶妙に不信感を煽る)

「過保護だな~謎解きさせてくれよ。もしかして裏があるのか? 淋しいから子供が欲しいのか?」

「良い部屋もらったけど、なんでこんな用意周到なんだろう。靴いっぱいあるし。落ちてきた子供を使って何かしてるとか?」

「やっぱりRUINSから出してもらえないっぽいけどそれでは困る! しょうがない……どうせイベント戦やし、8割くらいダメージ与えたら……あっ」

 

そして花に煽られる。

 

個人的には、RUINSの音楽が本当に神。

あのシーンであのBGMだと、不安定なんだよね。メロディがダンジョンっぽいし、音数が少ない。しかも壁一面が紫色だし。

なんとなく「戦闘しなくちゃいけないのかな?」っていう気持ちになる。

さりげな~く安心感が削がれていく。

初見で不殺プレイする人は 、なんとなくゲームを理解してるから、あんまり騙されていないっぽいけど。

 

あ、もちろん、トリエル戦のBGMもすごく好きです。

8分の6拍子がトリエルの女性らしさとか身分とマッチしている。

普通に曲としても好き。

 

地味にいいなと思うのは、最初のダミー戦の専用BGM。

「初めての戦闘感」がすごい。最初っぽい。

 

最初、トリエルのチュートリアル簡単すぎるだろーと思っていました。

あの流れ、パズル解いてみたくなるじゃん!!

 

自分の家に核を落として客人を爆破し装備を奪うことがチュートリアルの某ゲームばかりやってたからか、親切すぎてびっくりした。

 

しかし、このチュートリアルの長さは必要だった。

「なんでこんな過保護なんだ」と思ってしまうこと自体が、すでに罠にはまっていたんだなーと思う。

 

途中でおばけが数体落ちている。かわいい。

「これおばけっぽいけど話しかけて大丈夫なんか!?」と思いきや、逆さまに泣き出す。

かわいい。

野菜も落ちている。このへんで気づく。「皆悪い奴じゃなくね?」

そう、本当はモンスターは良いコだ!! Jerry以外。

 

トリエル戦では、「戦う意思が無い相手は防御力が下がる」という設定が、とても効果的に使われている。

しかも、その設定を知ることになるのはもう少し後になるというのも面白い。

普通のRPGではあまり意味のない「オーバーキル」だけど、その数字の大きさが、どのようにプレイヤーの感情にはたらくのか、すいごい考えられてると思う。

初見じゃ間違いなくビビる。

 

undertaleは、情報を出す順番が素晴らしい。

 

つづく